月刊「MICEJAPAN」

2017年8月号
台湾MICEの底力を現地で体感

記事一覧に戻る

taiwan.jpg

台湾貿易センター(Taiwan External Trade Development Council=TAITRA)主催による"2017 Taiwan International MICE Press Tour"が2017年6月19日(月)~ 23日(金)に実施された。今回は、台北、台中、高雄を回るメディア・ツアーとなった。集まったのは、アジア圏のMICE関係メディアで、マレーシア、シンガポール、韓国、日本からの4社6名となった。

台北では市役所、展示会主催会社の訪問をはじめ、5展同時開催の大規模展示会"Taipei Internation Food Show"などを取材し、台中では優美なデザインの"National Taichung Theater"を見学。MICE 誘致で勢いを増してきた高雄では、最新の展示施設である"Kaohsiung Exhibition Center(KEC)"の見学と大型ボートでの高雄市内ツアーを体験した。今月号ではMICEディスティネーションとして魅力満載の台湾をレポートする。(本誌:於久田幸雄)

MICEディスティネーションとしての高いポテンシャル

台湾は、南北約395㎞、東西約144㎞の南北に長い島で、面積は約3万6千キロ平方メートル。人口は、23,539,816人(2016年時点)。 北は日本の琉球群島、南はフィリピン群島、西は中国大陸が臨める位置にある。6~ 8月は最高気温が38℃前後に達することもあるが、その時期を除けば平均気温は約25℃ほどで快適で過ごしやすい。治安もよく、MICEディスティネーションとして高いポテンシャルを持ったエリアだと言える。

 台北には羽田からエバー航空(EVAAIR)を利用した。可愛らしいマーキングが施されたハローキティジェットでの訪台となった。現在、エバー航空は7機のハローキティジェットを保有し、世界の都市をキティで結んでいる。エバー航空の日本就航開始は1994年12月の福岡線が初便で、その後2000年9月から東京・羽田線をスタートさせている。台湾の航空会社には大手の中華航空(CHINA AIRLINES)がある。こちらは日本路線50年の歴史を持ち、日本国内14都市15空港から台湾へ週200便以上を運航させている。 2016年の訪台者数は合計10,690,279人で、内日本人は1,895,702人となり17.7%の割合である。日本からの訪台者を目的別でみると、観光(1,379,233人)とビジネス(253,159人)で90%以上が占められている。ビジネス目的の中にMICE関係者の多くが含まれているものと思われる。

メディア・ツアーを企画したTAITRAは、台湾の対外貿易促進を目的に1970年、台湾政府と業界団体の支援で設立された非営利公的貿易振興機構で、日本のJETROに相当する組織である。

現在TAITRAは、台湾で年間約30の国際専門見本市を主催する他、TWTC台北国際展示場、TWTC南港国際展示場、TICC台北国際会議センター、TAITRA国際貿易図書館などの施設運営も行っている。

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
購読申込み
株式会社 MICEジャパン
TEL:03-3261-7817
FAX:03-3261-7818
Mail:contact@micejapan.jp
住所:〒101-0003
東京都千代田区一ツ橋2-6-10
プレイアデ神保町302
MPI JAPAN CHAPTER 一般社団法人 日本展示会協会

PAGE TOP