月刊「MICEJAPAN」

2017年3月号
世界をリードする先端産業が集積する 「愛知・名古屋」

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~MICE誘致によるビジネスイノベーションの誘発~

2027年度、名古屋と東京・品川を40 分で結ぶリニア中央新幹線が開通する。 昨年より駅建設工事が本格的に着手された名古屋駅前には、大名古屋ビルヂ ング、JPタワー名古屋、JRゲートタ ワーの3棟の超高層ビルが新たに完成。 さらに今秋には、名古屋駅の南に位置 する広大な旧貨物駅跡地を含むエリア 「ささしまライブ24」がまちびらきを迎 える。愛知・名古屋への陸路の玄関口 である名古屋駅前、そして名古屋駅南 のささしまライブ24の急速な進化・変 貌は、MICEデスティネーションとして大きく成長する愛知・名古屋を象徴して いる。

モノづくりのDNAの継承  
モノづくりの集積地として世界的に 知られる愛知・名古屋だが、その発祥は 江戸時代、この地域で盛んであった「か らくり人形」づくりにさかのぼる。ロボットのルーツとも言われる「からくり人形」から和時計、豊田佐吉の自動織機、 豊田喜一郎の自動車製造へ。この地域に脈々と受け継がれてきたモノづくり のDNAが、モノづくり産業が集積する世界的な拠点「愛知・名古屋」を形成 し、未来を育んでいる。  

現在では、燃料電池車「MIRAI」 を生み出した自動車産業、Mitsubishi RegionalJet(MRJ)の開発が進む航空 宇宙産業、さらなる集積が進むロボット産業など、次世代型の先端産業がイノベ ーションを伴いながら世界を牽引している。このような中、人工知能を活用した車の自動運転技術等の開発の進展など、 世界的なブームを起こしつつあるAI・ロ ボット関連産業にも期待が膨らむ。

世界に誇る研究機関の集積
愛知・名古屋に受け継がれるモノづ くりDNAを、世界最先端へと押し上げ るのが研究機関の集積だ。世界屈指の研究大学を標榜し、6人のノーベル賞受賞者を輩出した名古屋大学では、産官 学の連携拠点施設の整備も進み、より高度な研究や技術開発が期待されている。また、名古屋工業大学、産業技術総合研究所中部センター、岡崎市の基 礎生物学研究所など、多くの研究機関 が、愛知・名古屋が世界に誇るモノづく り産業を支えている。

こうした愛知・名古屋では、地域の強みである先端産業や研究分野の関連の国際会議が数多く開催されている。そ して今、歴史・文化の奥行きの深さ、新 たな大規模再開発等を通して生まれる 都市魅力の向上と相まって、MICEの開催適地としてのプレゼンスを高めつつある。

 


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