月刊「MICEJAPAN」

2017年1月号
ビジネスイベント開催地として成熟身を増すドバイ

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ここ数年、急速にビジネスイベント デスティネーションとして国際的にそ のプレゼンスを高めてきているドバイ。 今回はコンベンションビューローである Dubai Business Events(DBE)が東アジ アマーケット向けに主催したインセン ティブFAMの模様をレポートするとと もに、ビジネスイベントデスティネー ションとしてのドバイの魅力に迫る。

東アジアのインセンティブ市場をター ゲットに日本マーケットでのデスティ ネーションマーケティングも本格始動

今回のインセンティブFAMには、日 本・韓国・中国・インドネシアから総勢 60人ほどのコーポレートプランナー及 び旅行社が参加した。DBEのデスティ ネーションマーケティングを統括する Steen氏は、「インセンティブデスティネ ーションとしてはこれまで北米やヨーロ ッパのマーケットにおいて重点的な活動 を行ってきたが、今後はビザなどの緩 和でアクセス性が改善される中国や韓 国、そしてビジネス上の関係から深い関 係を有する日本マーケットにおいても積 極的なデスティネーションマーケティン グを行っていく」としている。

ドバイはいわゆるルームTaxを除いて 税金のない都市として知られているが、 これはドバイにおいてビジネスイベント を開催する大きなポイントとなる。イン センティブにしろ、アソシエーションミ ーティングにしろ、他国で開催する場 合に常について回る懸念が税金に関す る対応であり、現地のPCOやDMCに よるサポートはあるものの、主催者にと っては負担となる部分である。ところが ドバイではこれらに注意を払う必要がな く、"Ease of Business"なデスティネー ションとして、大きなアドバンテージを 提供してくれる。また特に中国からのビ ジネスイベント訪問客はビザ取得の必 要がなくなることで、中国からの参加者 拡大に大きな影響を及ぼし、これに伴う 世界のナレッジハブとしての地位がより 強固なものとなると予測できる。

また、ドバイという都市が過去から現 在に至るまで大きく変革してきた歴史に 触れながら、新たなインスピレーション を得られるという点でも、ビジネスイベ ントデスティネーションとして大きな魅 力を有している。今回はドバイ滞在期間 中に2020年に開催が予定されている万 博の運営組織委員会とミーティングを する機会があったが、その取り組みに は強いインスピレーションをうけた。

 


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