月刊「MICEJAPAN」

2016年12月号
MICE TIMES - MICEという単語を見極める

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弊社の社名にも用いられている"MICE" という言葉。日本においても今では政 府を始めとして多くの一般メディアな どでも「MICE誘致の強化へ」などと 報道されることも増えてきた。一方で、 このMICEという言葉はかなり広い範 囲のビジネスをカバーする言語であり、 いつでも容易くこの言葉を用い、また 広義に理解してはいけないことにも留 意しなければならない。

例えば日本の企業ではよく「MICE 事業部、MICEチーム」なるものが存在 するが、彼らが行っているビジネスはい ったい何なのか、これでは海外では理 解されない。ビューローであれば、C&I (Corporate meetings & Incentives)担 当者なのか、Association担当者なのか、 Exhibitions担当者なのか、Events担当 者なのか、これを明示しない限りクラ イアントはディスカッションを行ってい る相手が、自分が話すべき相手である のかどうか判断ができない。また旅行 社の場合も同様で、MICE事業部とは アウトバウンドを担当しているのか、イ ンバウンドを担当しているのか、扱う 顧客はコーポレートなのかアソシエー ションなのか等、筆者も実際に海外の DMCと話をする際にまず確認する点が この部分である。海外でのネットワー キングは、限られた時間でいかに自分 がリーチすべき対象にアクセスできる かという点が非常に重要であり、名刺 の表記一つをとっても、自分のビジネ スをきちんと明確に示しておく必要が ある。

弊社ではMICEジャパンという社名 を用いているが、その言葉通りC&I、 Association、Exhibition、Event すべ ての分野においてクライアントを有し、 ビジネスを行っている。一方で、日本 にはMICEという言葉を用いてビジネ スを表現する企業がかなり増えてき ていると感じているが、そのビジネス の実態は果たしてどのようなものなの か? アソシエーションマーケットのみ を対象に主にビジネスを行っている企 業も"日本を代表するMICE企業"であ り、また展示会のみを対象にビジネス を行っている企業も"日本を代表する MICE企業"となっている(またここに は国内市場をメインに活動を行う企業 も多々含まれる)。さらにはB2C が主な 対象となるイベント向けにサービスを 提供している企業まで"MICE企業"と なってきた。

 


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