月刊「MICEJAPAN」

2016年11月号
中国MICEレポート 注目の中国・三亜の"今"を知る!

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MICEシティとして驚異的に進化する注目エリア
中国のハワイと呼ばれる三亜市がMICEデスティネーションとしての魅力を発信

レポーター◇本誌シニアアドバイザー: 於久田 幸雄

今月号は中国海南島にある三亜市のMICE事情をお届けする。三亜(さんあ)は日本の呼び方で、中国名は三(Sanya)になる。本誌では馴染みのある三亜と表記することにする。

三亜は海南島南端の南シナ海に面した町でハワイとほぼ同緯度にあることから中国のハワイと表現をされることもある。海岸線は200㎞以上におよび、熱帯の気候と美しい海浜で知られ、三亜を代表する亜龍湾(ヤーロン・ベイ)にはヒルトン、シェラトン、マリオット、リッツカールトンなど外資系の高級ホテルが立ち並んでいる。三亜は中国有数のビーチリゾートエリアである。

今回、三亜のMICEビジネスをさらに活性化させる目的の「2016 First Sanya International MICE Sourcing Fair」が行われた。主催は、三亜市人民政府内に設置された"Sanya Tourism Development Committee"で、"MICE China""Sanya Tourism Association""HIMICE Convention and Exhibition"などの企業・団体などが共催した。

今回がその第一回目となる同フェアのオープニングは、2016年9月1日 (木) に約200人のMICE関係者を集め、ヨーロッパ文化が漂う"Sanya Beauty Crown"を会場に行われた。開会式典後に連続して実施されたフォーラムでは、ICCA (International Congress and Convention Association)のAsia Pacific Regional Director、Mr. Noor Ahmad Hamidによる"The Power of Meetings"をテーマにした講演なども行われた。

三亜市の発表によると、2016年の前半半年間に開催されたMICE関連の会議は、参加者500人以下の小規模ミーティングが2,046件、500~1,000人規模のミーティングが138件、1,000~2,000人規模のミーティングが28件、2,000人を超す大規模なミーティングが7件の計2,219件のMICEに関連するミーティングと会議が実施されている。主な会議主催者は、化粧品、調剤、自動車、産業系の団体で、全体での参加者数は約350,000人に達しているとのこと。MICE主催者の大半は中国国内の企業のようだ。

翌日は、別会場でバイヤーと中国側MICEサービス企業とのマッチング・フェアが行われた。フェア会場には150社近い中国側サプライヤーが4つのゾーンに分けられテーブル出展し、中国を含め世界から120社のバイヤーが商談のために集まった。運営側の発表によると、取引成立額は合計で3億1900万RMB(人民元)に上ったという。

 


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