東京・羽田から空路3時間弱で沖縄県那覇市に到着する。那覇からは南へ行っても北へ行ってもどこも見所が豊富で、まさにMICEにうってつけのエリアが沖縄である。さらに、石垣島などへ足を延ばせばもっと素晴らしいという観光客もいるが、沖縄本島内で、しかも中心都市である那覇から車で40分という恵まれた場所に位置する北谷町はその立地と町ぐるみの盛り上げ策によって、今注目を浴びている。
先ず町の名前の呼び方だが、「きたたに」と書いて「ちゃたん」と呼ぶ。イントネーションは平板に「ちゃたんちょう」ではなく、沖縄では「チャ^タン/チョウ」となる。北谷町のアクセスの良さを紹介すると、本格的なイベントが開催可能な沖縄コンベンションセンターまで車で15分、巨大なイオンモール沖縄までも車で15分である。また、有名な美ら海水族館までは車で約1時間の位置にある。
北谷町の特徴の一つは有名なビーチが2つあることで、サンセットビーチは目の前、アラハビーチも隣接しており、歩いていくことも可能だがビーチのある西海岸の範囲は、端から端まで約5kmもあるのでホテルによってはビーチカートが出ているのでそれを利用すると便利だ。近くには今話題の普天間基地があり、回りを車で走ってみるとその広大さに驚かされた。
北谷町は今までは観光を中心にその地の利を生かした街作りを行ってきたが、将来を見据えて「北谷町MICEガイド」を作成し、さらなる魅力ある町へと変身を始めている。
既に町にはアメリカンビレッジや県内唯一の大型観覧車、テーマパークのような街並みのデポアイランドなどタウンリゾートが揃っているが、2014年7月にオープンしたヒルトン沖縄北谷リゾートホテルなど、本格的にMICEイベントの受け入れに適した環境が整いつつあり、さらに地区内にあるベッセルホテルの拡張工事も進んでいる。
今回、「北谷町ハワイアンブランド化で国内報奨・研修旅行メニュープレゼンテーション」が行われると言う事で、そのモニター披露会が行われた。訪問した1月下旬は大寒波来襲でさすがの沖縄も寒さを感じるほどであったが、昼間は強い陽射しが寒気をかなり和らげてくれる。従って基本的にはオールシーズン快適なハワイ的天候に恵まれるのであろう。ただし台風シーズンを除いてだが。