月刊「MICEJAPAN」

2016年2月
インセンティブ・ケーススタディ④株式会社DMC沖縄 代表取締役社長 德田博之

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-Welcome Dinner-

沖縄を訪れるインバウンドの報奨旅行は、4泊〜 5泊の滞在型で催されることが多く、夜毎テーマを変えたディナーパーティが開催されます。参加者が到着した初日の晩に開催されるウエルカムパーティの多くは、滞在するホテルの中で開催されます。

アジアの主要都市から2時間以内で那覇空港に到着するとは言え、AP全域から集まる場合、国際ハブ空港でのトランジットが必要な方もいらっしゃるので、ホテル到着後は移動の負担が無い滞在ホテル内での開催が望まれます。

しかしながら、ウエルカムパーティは参加者に対して沖縄の第一印象を決定づける重要な機会です。お客様をお迎えする私ども以上に、主催のプランナーは気を抜けません。目的地に沖縄を選んだことが最初に評価を受ける場面だからです。ここで形成された第一印象が、その後の滞在期間中の各種プログラムへの評価にも影響を与えます。 ウエルカムパーティの成功は、当該報奨旅行にとって、成果の最大化に向けた大切な第一歩と言えます。

そこで、私たちがお勧めするのは、解放感溢れ、南国情緒を醸すビーチサイドパーティです。サンセット、マジックアワー、満天の星、空の変化とともに参加者同士の交流も広がり、4泊5日・5泊6日の非日常の世界がスタートします。

私たちは、最高のスタートを演出するために、ビーチリゾートにいることを印象付ける舞台デザイン、会場装飾、参加型のエンターテインメント、沖縄の食材を使ったお料理など、各種コンテンツの細部まで気を配ります。

沖縄芸能の代表格「エイサー」で用いられる太鼓(パーランクー)を全員で叩いてひとつになるエンターテインメントや、沖縄発祥の「空手」の演舞に続いて板割りを体験いただくステージアトラクションなど、沖縄テーマのアクティブなアトラクションを取り入れることで、ウエルカムパーティに求められるアイスブレイキング効果を高めます。

-Theme Dinner/Gala Dinner-
2日目以降も、テーマを変えたディナーパーティが連日催されます。沖縄の原風景に欠かせない赤瓦屋根の琉球古民家を利用したテーマパーティや、沖縄文化を体感できるテーマパークを利用したユニークベニューパーティ、参加国別に創作ダンスのパフォーマンスを競い合うクラブパーティなど、参加者が常に楽しめる新鮮なコンテンツで創り上げます。

そのようなテーマディナーの中で最も力が入るのが、ガラディナーです。当該報奨旅行に参加する権利を得た方々の優秀な成績を称えるとともに、未来へのコミットメントを共有する重要な場となっています。その様なディナーに相応しい会場として、世界遺産に登録された城跡や、G8サミット首脳会合が開催された万国津梁館などをお勧めしています。

誇り高いガラディナーを演出するため、会場の持つ歴史的価値やストーリーをお伝えし、開催目的にフィットした会場選びのお手伝いをしています。テクニカル面での心配も無用です。沖縄のテクニカルスタッフは最先端のオーディオビジュアルにも長けており、東京や大阪で開催するのと遜色無い演出が可能です。

リゾート感を味わいながら最先端の技術も利用できる沖縄は、報奨旅行の最適地と言えます。写真はあるグローバル金融グループの報奨旅行の際に万国津梁館で弊社が企画制作したガラディナー会場のものです。舞台背景と両サイドを3面のスクリーンで構成し、映像とアクターがコラボレートするエンターテインメントを楽しんでいただきました。

 


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