MICE開催地としての名古屋の強み、可能性
周知のとおり古くから「ものづくり」産業で栄えてきた名古屋は、圧倒的な人口集積を誇る中部圏を代表する中枢都市であり、日本有数の学術・研究機関の集積と相まって「ものづくり」で日本を、そして世界の産業・経済の発展をけん引してきました。日本全国からのアクセスも良好で、わが国を代表する大規模MICE施設の名古屋市国際展示場（ポートメッセなごや）、名古屋国際会議場を中心に多様なMICE施設を擁し、さらにこれまで数々の大規模MICEを成功に導いてきたノウハウやネットワークなど、MICE開催地としての優位性や独自性があります。

今回、「名古屋市観光・MICE戦略2028」の策定に当たって、こうした名古屋市の強みを最大限に活かすことが重要と考えました。

戦略に込めた思い
この間、職員一人一人が、一から自分の仕事を見つめ直し、「名古屋市がめざす未来に観光・MICEを活用して何ができるのか？」 「観光・MICEが持つ機能を、名古屋市の未来創造に活かすにはどうすればよいのか？」、有識者からのアドバイスもいただきながら、多くの議論を重ね、検討してまいりました。大変な作業ではありましたが、職員皆の努力によって策定・公表に至りました。おかげさまでこの取組みの中で、職員の知識やスキルが格段に向上し、意識改革にもつながったことを非常にうれしく思っています。

今回は、5年ぶりの改定でした。前戦 略との大きな違いは、まちづくりの成長エンジンとしてMICE観光を一体的に描きつつ、それぞれ独立した戦略を立てた点です。

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