月刊「MICEJAPAN」

2025年2月号
アクセスサッポロ開業40周年

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40年の歩みを未来へつなぐ
(一財)札幌産業流通振興協会 専務理事 諏佐 寿彦

アクセスサッポロは、今年度開業40周年を迎えました。これもひとえに、今までご利用いただきました主催者の皆様、展示会・イベントの開催をサポートされてきた皆様、当館にご来場いただいた皆様、そしてアクセスサッポロが拠点を構える大谷地流通業務団地をはじめとした、地域の皆様のお力添えのおかげと深く感謝を申し上げます。

当財団が管理・運営するアクセスサッポロは、道内外の工業製品等を産業界に広く紹介し、商取引の拡大と産業の高度化を図ること、そして北海道内の流通機能の拡充強化などを目的に、1984(昭和59)年6月に札幌初の本格的な展示場として開業。こけら落としに「札幌国際見本市」を開催し、200,703名の来場者をお迎えいたしました。

それから40年が経過し、これまでに4,300件以上の催事等でご利用頂き、北海道・ 札幌市の産業振興に寄与し、 皆様に愛されながら歩んでまいりました。

これまで当財団が展示会産業を下支えするなかで、アクセスサッポロ開業当初から現在に至るまでの道程は、決して平坦ではありませんでした。バブル経済の崩壊やリーマンショック、大規模自然災害、新型コロナウイルス感染症のパンデミックなど、当館の稼働状況に大きく影響を与える事柄が多々ありましたが、人・モノ・情報と出会う機会を創出し、円滑なコミュニケーションができる展示会や多種多様なイベントは、地域経済の活性化に繋がるとともに、今後もより一層需要が高まっていくものと考えております。

さて、当財団では、アクセスサッポロの単なる貸館業に留まらず、ご利用頂く主催者との良好な関係性を築き、常に変化するニーズの把握に努めるとともに、主催者にメリットをもたらす調整作業を行うことを心掛け、主催者目線で展示会の成功につながるようサポートし、コーディネートしてまいりました。

また、市民生活の向上や札幌市の産業振興に寄与することを目的に、展示会・イベントを自ら企画・立案してまいりました。今年度におきましても、経済産業省や北海道、札幌市などと実行委員会を構成し開催する健康福祉関連のイベント「いきいきウェルネスフェア」や15,000名以上の来場者で賑わいをみせた物産展「にぎわい市場さっぽろ」、イベント業界の活性化に繋げる展示会「イベントランド北海道」など7つの事業に主催として参画しております。

展示会やイベントの構築においては、それに携わる多くの人々の想いや情報は欠かせません。これらを集積し人々との交流をはかり、マッチングする仕組みをつくるのも、アクセスサッポロを運営する当財団の役目だと考えております。この役目を果たすため、それぞれの人脈やモノ・コト・情報をもつ業界関係者が一堂に介する「アクセス交流会」をこれまでに52回開催してまいりましたが、これからも参加者間の情報交換やビジネスマッチングの場として提供し、業種の壁を越えたネットワークの形成に努めてまいります。

 


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