八王子市と(公社)八王子観光コンベンション協会は、2024年10月19日( 土)と20 日 ( 日)の2 日間にわたり「八王子ファムトリップ2024」を実施した。参加者は、企業のMICE 担当者をはじめ、旅行会社、MICE プランナーなどとなった。
八王子市と八王子観光コンベンション協会は、MICE施設として「東京たま未来メッセ」が2022年10月に開業したことにより、学会やインセンティブなどのMICE誘致に力を入れている。今回は、ユニークベニュー体験プログラムとして八王子にあるMICEで利用できる各種施設を訪問した。
なお、八王子観光コンベンション協会では、八王子市内で開催されるMICEに対し、経費の一部を助成している。2024年度の「八王子MICE開催助成金制度」として、市内宿泊施設の延べ宿泊数に応じて最大500万円の助成を行っている。
参加者は、JR八王子駅と京王八王子駅直近の京王プラザホテル八王子に集合し、最上階にある鉄板焼〈やまなみ〉で昼食を兼ねながらの参加者自己紹介とスケジュール説明、主催者からの挨拶が行われた。
主催者として挨拶した八王子市産業振興部の藤原 浩高 MICE推進担当課長は、「八王子市は、都内唯一の日本遺産として認定されており、歴史・文化さまざまな資源を持っています。また、大学が21校あり、学園都市としてさまざまな産学連携などの特長も持っています。今回は、八王子の自然と伝統・文化などを体感していただければと思います。八王子市は学園都市ということで学術会議が中心となっていますが、企業系会議とか、報奨旅行や研修合宿など、そういった部分はまだまだというところです。その部分を今後八王子市としても伸ばしていきたいと考えています。今回、皆様に八王子MICEを体感していただき、さまざまなご意見をいただきながら、ご体験いただく八王子のユニークベニューを今後どのように活かしていけばいいのか考えて行きたいと思っています」と述べた。
■宿泊施設京王プラザホテル八王子
京王八王子駅から徒歩3分、JR八王子駅北口にほぼ直結している好立地なホテルで、200の客室と大小10の宴会場を有している。
客室は、「スイートルーム」をはじめ、上質な空間の「エグゼクティブルーム」、広々とした「コーナールーム」など、バラエティに富んだ各種のルームタイプが用意されている。また、宴会場としては5階フロアに2室に分割使用できる大宴会場があり、2室合わせたフルスペース利用で正餐で450人、立食で700人、ホワイエを併せれば1,000人まで の利用に対応できる。その他、4階フロアには小・中宴会場があり、220~ 400人の利用に応じている。
今回の昼食会場となった鉄板焼〈やまなみ〉は、最上階の眺望と共に、旬の食材を目の前でダイナミックに焼き上げる料理人のパフォーマンスが人気で、MICEでのVIP対応レストランとしての利用価値は高いだろう。