月刊「MICEJAPAN」

2024年8月号
サステナビリティ最前線 GDS-Index2024新指標 ⑤

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MICE開催都市のサステナビリティ推進プログラムGDS(Global Destination Sustainability)では、観光・イベントの視点から都市のサステナビリティへの取り組み度合いを可視化する評価プログラムGDS-Indexや研修事業などを運用することで、持続可能なまちづくりを支援しています。2024年7月時点で100を超える都市が加盟するこのGDSを日本でも活用いただくため、昨年からGDS-Index加盟都市のさまざまな取り組み事例や指標の特徴などをご紹介してきました。

今月号では、引き続き、世界のサステナビリティのトレンドも踏まえてGDSがブラッシュアップした2024年度版のGDSIndexを紐解きます。そして、MICE 推進都市の皆さまがGDS-Indexからヒントを得て、重点的に取り組むべき施策を見つけていただく機会になればと願っています。

GDS-Indexでの「観光地経営」での人材教育
先月号までにご紹介した通り、2024年度版GDS-Index新指標では、4つの分野「環境」「 社会」「 サプライヤー」「 観光地経営」から構成される計【77】の評価項目が定められました。

今月号では、先月号に続いて、「観光地経営 DestinationManagement」分野に紐づく【29】の指標をみていきます。

GDS-Indexの「観光地経営」の項目は、先月号でご紹介した「来訪者管理」 「気候変動対策」のほか、「戦略」 「DEI」「方針と認証」 「ガバナンス」 「人材教育」 「測定とレポーティング」「 情報提供」「 移動」「 再生への貢献」11の項目に及びます。

DMOによるサステナビリティに関する人材教育
「人材教育」の指標について、内容を詳しく見ていきます。 DMOによるサステナビリティに関する人材教育に関しては、GDS-Indexでも4項目にわたって、都市運営の中でのサステナビリティ推進の基盤となる考え方や知識に関する人材教育を充実させることを念頭に指標が定められています。

例えば、今回2024年度版で新たに設定された項目([DM-16])は、DMOの従業員管理や評価プロセスに「持続可能性」に関する仕組みに関するものです。具体的には次の2つの指標があります。
・ 管理職の職務内容に、「持続可能性」に関する責任が明文化されているか
・ 管理職の人事考課に、「持続可能性」に関する目標と達成状況が組み込まれているか

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
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