月刊「MICEJAPAN」

2022年10月
選ばれる施設「ポートメッセなごや」の施設価値

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機能とデザインを両立
越野 まずはリニューアルオープンする第1展示館とコンベンションセンターの概要をお聞かせください。
愛屋 名古屋駅を起点とするあおなみ線の金城ふ頭駅に直結する第1展示館は、4分割可能な20,160㎡(ホールA・D:6,720㎡、ホールB・C:3,360㎡)の無柱の展示場です。床はコンクリートで、床荷重は5t/㎡。20mの天井高は多彩な演出を可能(吊荷重500Kg/交点)にし、12機の可動階段席(5,848席)をご利用いただき15,000人規模の本格的な音楽イベント等にも対応します。このほか4室の主催者事務室、6室の多目的室、楽屋・控室、さらに意匠を凝らした内装にトイレや給湯設備も備えた3室の特別室もございます。搬出入口は8ヵ所あります。

コンベンションセンターは、4分割可能なホールA(3F:1,000㎡)とホールB(4F:300㎡)のほか、1Fには半屋外800㎡のイベントスペース、2階には300席のレストラン(フードコート)を備えています。ホールBでは海に開けた眺望を楽しみながらのパーティなどもご提案しています。

駐車場は関係者用に1,000台(ポートメッセなごや立体駐車場)、一般用に5,000台(名古屋市営金城ふ頭駐車場)を用意しています。ただ、金城ふ頭駐車場は近隣施設ご利用者との共用となりますが、駐車場を集約することで混雑緩和を実現してまいります。

さらに第1展示館、コンベンションセンター、そして既存施設の交流センターは、金城ふ頭駐車場、金城ふ頭駅と屋根付きの歩行者デッキでつながり、雨の日も安心してご移動をいただけます。また第1展示館には、一般の出入り口の反対側にVIP専用の車寄せを設定しています。この車寄せは特別室へのエレベーター近くにありますので、一般来場者と分離したVIP動線を確保いただけます。

越野 これまでの展示場は機能面重視で「大規模な倉庫でもよい」とする考えもありましたが、私は、これからの社会を創造していく若者や外国人を惹きつけるという観点から、今後の展示場にはデザイン性も求められると感じていました。

新たな第1展示館は、視界を遮る柱がない2万㎡の大空間、温かみのある木質空間のエントランス、金城ふ頭エリアを魅力的にする外観となっています。もちろんコンベンションセンターも同様で、まさに機能性とデザイン性を併せ持つ素晴らしい施設です。さらに名古屋駅から24分の金城ふ頭駅直結の好立地、既存施設との一体利用を考慮された配置や歩行者デッキなど、主催者としてこのリニューアルを大変うれしく思います。

 


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