月刊「MICEJAPAN」

2022年10月
サステナビリティ最前線: GDS-Index

記事一覧に戻る

10_01l.jpg

松井 純子 Junko Matsui
(株)コングレ 営業企画部 プロジェクトリーダー。

MICE開催都市のサステナビリティ推進プログラムGDS(Global Destination Sustainability)では、観光・イベントの視点から都市のサステナビリティへの取り組み度合いを可視化する評価プログラムGDS-Indexや研修事業などを運用することで、持続可能なまちづくりを支援しています。

2022年8月時点で、29か国90以上の都市が加盟するこのGDSを日本でも活用いただくため、8月号から加盟都市の取組などをご紹介するリレー連載をはじめました。3回目となる今回は、先日8月25 、26日の2日間、韓国コヤン市にて開催された「2022 GDSAsia-Pacific Forum」( 以下GDS AP-Forum)にGDS日本事務局として参加してきましたので、当日の様子とともにご紹介します。

会場は、ソウルの近郊・コヤン市にある韓国最大の展示施設KINTEX(総展示面積10万8千平米)。コヤン市は「サステナブルなMICE都市」として近年めざましい発展を遂げる注目のMICE都市で、その原動力にもなっているのが先月号の誌面でご紹介しましたサステナビリティ推進・強化のための数々の施策です。2017年にGDS加盟するやいなや指標達成度を一気に引き上げ、2018年にはICCA(国際会議協会)総会で表彰、2021年にはGDSアジアNo.1と躍進を続けています。(先月号未読の方、ぜひご一読ください!)

今回、そのコヤン市を舞台に、GDSのアジアパシフィック地区の5か国(韓国、マレーシア、タイ、シンガポール、日本)からNTO、CVB、DMOその他MICE関係者数十名がはじめて集結し、『Regenerative Destination Management』をメインテーマに「GDS AP-Forum」が開催されました。『* Regenerative(リジェネラティブ)』は欧米を中心に使われるようになってきた言葉で、より良い環境や社会の仕組みへ再生・改善していこうという考え方です。

さて、今回の「 GDS AP-Forum」 は、MICE都市に特化した国際会議「Goyang Destination Week 2022」( 8月23日-26日)のプログラムとして開催。「Goyang Destination Week」自体は、MICE関係者の英知を集め、各都市の競争力向上と経済活性化を目的として、コヤン市主催により2017年から開催されてきたとのこと。もともとGDSがICCA北欧部会での自発的な取り組みから生まれたことから、2日間のプログラムには複数のICCA関係者も参画。コロナ禍を受けての久しぶりの再会や数年ぶりの海外渡航など話も弾み、和やかで活気に満ちた雰囲気のなか、熱心に議論が交わされました。

 


▼ 続きは本誌でご覧ください。
購読申込み
株式会社 MICEジャパン
TEL:03-3261-7817
FAX:03-3261-7818
Mail:contact@micejapan.jp
住所:〒101-0003
東京都千代田区一ツ橋2-6-10
プレイアデ神保町302
MPI JAPAN CHAPTER 一般社団法人 日本展示会協会

PAGE TOP