月刊「MICEJAPAN」

2022年7月
国際的な学・協会に最も影響力のある デスティネーショントップ50を発表

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コンベンション業界のグローバルコンサルティング会社GainingEdge は、国際的な協会・団体のリーダーシップの分析に基づき、会議開催地の知的資本の活用に関する第2 回年次報告書を発表した。

知的資本をデスティネーションの強みとして表現する本レポートでは、大規模なコンベンション(参加者500人以上)を主催する国際団体の運営組織への地元の知的リーダーの存在などを調査することで、350のデスティネーションの相対的な強みを明らかにした。本レポートの主な内容は以下の通り。

━ 国際的な学・協会に最も影響力のあるデスティネーション(都市、国・地域)のトップ50ランキング。
━ デスティネーションは、コンベンション誘致に地元リーダーをどの程度活用しているか。(過去4年間(2018年~2021年)に開催または予約された国際協会会議の数と、国際協会の役員に就任している地元の知的リーダーの数の相関を「ハーネス比率(以下:知的資本活用率)」とした)

Gaining Edge Analysis and Research(GEAR)の責任者であるMilos Milovanovic 氏は、「今年は2020年版の分析に加え、より小規模な会議(参加者数200 ~ 499人)を開催している国際団体の理事会メンバーに関するデータも収集しました。この追加データにより、各都市で利用可能な知的資を会議の規模別に分類し、さらに、その都市が関心を持つ産業分野での知的資本についての洞察を得ることができるようになりました。つまりリソースが少ないデスティネーションでも、優先する重要セグメントに焦点を当て、ビジネス開発における成果を上げることで、"Hubs of Excellence" のブランディングを向上させることができるのです」とコメント。

本レポートでは、GainingEdge 社の知的資本ランキングと同社の「国際会議開催地競争力指数2021」の世界ランキングとの間に非常に高い相関関係があることが明らかとなった。知的資本ランキングの上位20都市は、いずれも同指標で最も競争力のある上位30都市に含まれているのだ。Milos Milovanovic氏は、「今回の調査ではロンドンが再びトップとなり、パリ、東京と続き、今年は北京がニューヨークを上回りました。これらの都市は、国際学協会に強い影響力を持つ真のグローバル・ナレッジ・ハブであることを改めて示しています」とし、「この5都市は、知的資本全体の10%以上が集中する重要なグローバル・ナレッジ・ハブであり、2,756人のローカルリーダーが活動しています。さらに前年度と比較して、役員会における地元リーダーの影響力が最も高まった都市はシドニー(46人増加)、クアラルンプール、シンガポール(各34人増加)、ソウル(28人増加)です」と続けた。

 


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