月刊「MICEJAPAN」

2022年5月
レポート:東京都 MICE シンポジウム 2022

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官民連携組織である東京都MICE連携推進協議会(主催:(公財)東京観光財団)は、3月24日(木)、オンラインにて「東京都 MICEシンポジウム 2022~デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用したMICEの推進~」を開催した。冒頭、主催者を代表して挨拶した野口 一紀 会長は、「MICEは、長きにわたるコロナ禍でさまざまな変化への対応が求められている。デジタル化は急務であり、DXへの対応はその最たるもの」とし、「MICEは人と人が直に会い交流することに最大の価値があることは今後も変わらないと考えるが、コロナ禍でオンラインやハイブリッドなどの手法でコミュニケーションをとらざるを得なくなった現状においては、対面と同等の効果をいかにして得ることができるかが重要課題。東京都はMICE誘致を積極的に推進しているが、都市の国際競争力を高め、ライバル都市に勝る魅力を提供できなければ、その成功もかなわない。本日のシンポジウムを通じ、東京におけるMICEのあり方、また東京が強みとすべきテクノロジーへの理解を深め、チーム東京の一員として、MICE誘致を考える機会となることを願う」と続けた。

ここでは、マリーナベイ・サンズでコンベンション&エキシビジョン担当副社長を務めるWeeMin Ong 氏を講師に招き、コロナ禍が業界に与えた影響、またMICE の進化を踏まえMICE の未来を考察した基調講演「DXで切り拓く新しいMICE」をレポートする。

DXで切り拓く新しいMICE
シンガポールはICCAおよびUIAのランキングで世界トップクラスの国際会議都市であり、マリーナベイ・サンズはその中心的な役割を担っている。私は、マリーナベイ・サンズがアジア地域トップの施設であり続け、今後さらに多くのMICE イベントを獲得する責任を担っている。

マリーナベイ・サンズのビジネスモデルは、ビジネス客を中核として形成され、イベントの主催者や参加者に宿泊だけでなく、レストランやアトラクション施設などを利用してもらうことにある。パートナーや家族が一緒なら、マリーナベイ・サンズ内の施設利用はもとより、ショッピングをはじめ市内でさまざまな体験を楽しんでくれるだろう。このようにMICE 旅行者は、私たちだけでなくシンガポールに大きなビジネスチャンスをもたらす重要な顧客と認識している。

 


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