月刊「MICEJAPAN」

2022年2月
MICEフューチャー・アクション 2022 in 富山

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丁度2年前の2020年1月16日の報道で、厚生労働省が中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の国内初患者を確認したと明らかにした。患者は神奈川県の30代男性で武漢市への渡航歴があり、15日夜に国立感染症研究所の検査で新型ウイルスの陽性結果が出たという。18日には、屋形船での新年会をやっていた日本人団体でクラスターが発生、さらには1月20日に横浜港を出港したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス(DP)号の乗客から陽性者がでて、那覇港経由で横浜港へ2月4日寄港。ここまで我々MICE関係者は、なんとなく収束することを想像していた。我々は、ここ20年でいくつかの感染症と出会っている。世界的な蔓延もあったが、いわゆるパンデミックには至らず収束していたので、「時間が経ては解決するだろう」と漠然と思っていた。

2000年以降の感染症等の内、MICE 主催者、 PCO 等で話題になったものの事例
・ 重症急性呼吸器症候群(SARS)2002年~ 2003年 世界規模
・ 中東呼吸器症候群(MERS)2015年 韓国において流行・地域限定的
・ 牛海綿状脳症(BSE・狂牛病)2001年ヒトへの感染は極少 日本人への感染例数例
・ デング熱 2014年 代々木公園で蚊から感染、160人感染するも半年で収束

当時、我々が対応したことといえば、呼吸器官系の感染症ということでマスクの準備程度であったように記憶している。気が付いたら収束に向かっているうちに、用意したものもあまり使われないまま倉庫等へ死蔵され、なんとかマスクのように廃棄処分とした。他の記憶では、狂牛病の話が出回っている頃に「パーティ等のメニューからBeefを外せ」ということを指示された国際会議があった程度。

こんなに世界中がパンデミックに見舞われ、しかも政治経済、庶民の生活、MICE全般に大きく影響することが3年目を迎える等とは誰が想像していただろうか。

「MICEフューチャー・アクション2022 in 富山」の開催
3年振りの対面開催は、2019年3月に札幌市民交流プラザ クリエイティブスタジオで開催された「国際観光コンベンションフォーラム 2019 in 札幌」以来である。札幌では最終日に、「サステナブルMICE推進札幌宣言」を採択し、SDGsに貢献するMICE(ビジネスイベント)の開催に邁進することとした。その後、2020年、2021年と延期、2022年に約束の地富山で対面と遠隔全国から参加をして開催することができた。

 


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